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ライフカード~夜月編~ 弟一夜

第二段が始まるぜ☆
ん?見たくないって?
・・・・・・・・・・
宿泊訓練、あったんですが
ログハンスのとこがすごがったw
いろんな意味で。

でわ。始まるよ。


        あなは
 自分の命が消えるとき
 この紙が舞い降りた時
      この運命が
   あなたたの運命が
      




弟一夜



『あなたもそうなの?』
暗闇の中。誰かが語りかけてきた。
『つらい・・・・』
誰だろうと周りを見渡した。
『朝なんて…、こなければいいのに…』
すると目の前に青い光がポヮッっと浮かび上がった。
ろうそくにともされた光だった。
青い光はじっとこちらを冷たく見つめていた。
でも、暖かいようにも感じた。

目がゆっくりと開いた。
何か寒気を感じる暗い部屋だった。
窓際にベットがあり、その上で寝ていた。
不思議でもなかった。
カーテンは日差しが入らないようにしまっている。
おかしくもない。

病院のある個室。
はっきり言って私専用になっている。
何年たつのだろうか。ずっと、ここにいる。
カーテンは閉まりきったまま、
あけるとしたら、夜か日差しが出ていないとき。
私は不明な病気のせいでここに何年も息づいている。
昔は夜の病院を歩いたことがあるが今はその力もない。
食事もどのくらいとっていないのだろう。
私が何も食べないせいか、看護婦は食事もくれなくなった。
でもそれでいい。あんなにもやさしかった看護婦の人でも
私のような存在の薄い者なんて
散りのひとつに過ぎない。
もう、この世界に見捨てられたのだ。私は…。

太陽のひざしに当たれば、病気が進行を早める。
何故だかは、分からない。
自分には時がすぎ、朝が来るのが怖い。
朝日を浴びる人々はそれほどにも幸せか?
私にはただ、恐怖の固まりにしか見えない。

夜は好きだった。
暗闇の中、やさしい月の灯りが私を照らす。
でも、夜は短い。
自分にとってこの世界が"複雑な物"にしか
見えなかった。

何ヶ月か前のことだった。
1枚の紙と古い分厚い本が部屋の隅にある
タンスの上においてあった。
昼間の日差しなど私に向けないように閉まっているカーテンは
ひらりとも動かないまま、
じっとこちらを見つめているようだった。
ふと、顔を横に向けると
小さい少年がこちらをじっと見つめていた。
(たしか、部屋には鍵がかかってたから、人なんて入れないはずなんだけど…)
仕方ないので声を掛けてみることにした。
「ぼく、どうしたの?」
少年は突っ立ったまま、こちらを見ていた。
すると黙ったまま、古びた分厚い本があるほうに指を指した。
そしてささやくように答えた。
『あれ…読んで。』
少年は本と紙を手に取り、本を渡してきた。
手に取った。何か冷たい物を感じ、体が震えた。
本の中身を見ると絵本になっていた。
でも、何ページか捲ると白紙のページがいくつもあった。
少年は微笑を一つも見せず、ただそこに突っ立っていた。
それが不気味で仕方がなかった。
何を思ったか知らないが、そのときの恐怖はいまだに覚えている。
音読をした。少年の前で。
でも、かすれて読めない文字があったから、そこは適当にごまかして、
とりあえず文字の書いてあるページまで読んだ。
すると少年は満足そうにこちらを見て四つに折られたさっきの紙を
渡してくれた。
『・・・この紙、"ライフカード"って言うの。』
いきなり話してきたが驚きもなく、その紙を手にした。
『その本の続き気になる?』
私はそんなに気にしてもなかったが
まだ、小さい子供のことだからからかっているのだろう。
そう思い、
「とても、気になるわ。」
微笑をつくり答えた。
少年も微笑を作った…が、
何か企んでいるように不気味に笑っているようにも見えて仕方たがなかった。
『この紙を大切に持ってるんだよ。』
少年の声がだんだんと遠くにかすれていくように聞こえた。
『消えた、・・と・・・・・が・・・とき・・・』
少年はいつの間にか消えていた。
そのとき、妙に部屋が暗かった。
いつの間にか夜になっていたのだった。
ギィ・・・っとドアが開く音がした。
看護婦が部屋に入ってきたのだった。
「曙光宵月さん、消灯のお時間ですよ。」
やさしく話しかけてきてくれた看護婦がとても暖かく感じた。
そのとき、少しだけ痛みを感じたが気にするほどの痛みじゃなかった。
むしろ、気のせいだと感じていたのであった。





















続く。
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ジャンル : 小説・文学

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リラッキュマ

Author:リラッキュマ
主に 星のカービィ/スタフォ/ガンダム/ボトムズ/王ドロボウJING/オリジナル/スマブラ…こんなところを中心に。
ああ。ここ最近、クトゥルフ神話にに興味があってSUN値ガリガリですね。
なかよくしてくだせお。

pixiv http://pixiv.me/starfoxkahori
Twitter @kumaratto

いつかコミケのサークルに参加できたらいいね。

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